SDGsに取り組む鬼高の歯科診療所。岡永歯科です。

かみ合わせで聴力が変わる？

最近の研究で、聴力が顎の運動に対応して、即時に変化することが解ってきました。その結果、かみ合わせの機能の良否を聴力で数値的に判定できるようになりました。当院でも、顎関節症の患者様のかみ合わせ機能を調べる際に聴力検査を併用しています。
良いかみ合わせは良い聴力値となり、悪いかみ合わせは悪い聴力値となります。かみ合わせが改善すると、聴力値が改善し（水平化と左右差の減少）、良い口腔環境になり、加えて全身的な健康にも結びついていきます。

　　　　
　　　　125ヘルツから250ヘルツの低周波・・・大臼歯に対応　
　　　　500ヘルツ、1000ヘルツ、2000ヘルツ・・・小臼歯に対応
　　　　4000ヘルツ、8000ヘルツ・・・前歯部に対応

近年、かみ合わせによって、以下のような全身症状が現れることが解ってきました。それらの症状の多くは、かみ合わせが良くなれば改善していきます。　 とかく、歯科医はかみ合わせだけで治そうとします。そこに、思わぬ落とし穴があることがあります。例えば、歯のかみ合わせが悪くなると、頭痛、肩凝り、腰痛などの他に、耳鳴り、難聴、めまい、立ちくらみなどの耳症状がよく見られますが、それらの症状は上部頸椎に歪みがある場合に見られる症状でもあります。その場合、歯科医はかみ合わせを調整しますが、カイロプラクターは頸椎の矯正を行います。ですから、もっと総合的に治療する必要がありそうです。