お心当たりがある方は、歯科を受診して、口腔ケアや口腔リハビリで改善させましょう!
高齢になると、唾液の分泌量がヘリ噛む力や飲み込みも弱くなるため、食事中にむせやすくなったり、誤嚥しやすくなったりします。飲み込みに問題がある場合には、次のような食べ物には特に注意が必要です。
①水分が少ないもの
パン、カステラ、クッキー、イモ類、ゆで卵などは、パサパサして口の中でまとまりにくいので、水分を一緒に取りましょう。
②口の中にくっつきやすいもの
焼き海苔、ワカメ、もなかの皮、薄切りのキュウリなど生野菜、だんご、あんこなどは、上顎やのどなどにくっつきやすいので気をつけましょう。
③つるっと入りやすいもの
ところてん、こんにゃく、桃の缶詰、刺身などつるっとした食べ物は、噛まずに飲み込んでしまい、のどに詰まらせることもあります。
④さらさらの液体
嚥下に問題がある人の場合、お茶や水などの液体も誤嚥の原因となるので、とろみをつけたりしてゼリー状にします。
⑤小さいもの
ごまや大豆、ピーナッツなどは、息を吸い込んだときに気管に入ってしまうこともあります。
⑥酸味が強いもの
酢の物や柑橘類、梅干しなどは、むせやすくなります。