お心当たりがある方は、歯科を受診して、口腔ケアや口腔リハビリで改善させましょう!
「低栄養」とは、健康に生きるために必要な量の栄養素が摂れていない状態を指します。低栄養による体重減少は、様々な病気の原因となるので注意が必要です。
低栄養は、高齢者に多くみられ、食欲の低下や、口腔機能の衰えなどで摂食嚥下に問題を抱えるようになると食べにくくなって食事量が減り、体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉量や筋力が低下して、元気がなくなったり免疫力が落ちたりして、体に様々な悪影響を及ぼします。60歳以上の人の5人に1人が低栄養だという調査結果も報告されえています。
【低栄養を防ぐ方法】
①肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など、タンパク質を多く含む食品を意識して食べましょう。
②主食、主菜、副菜を、バランスよく食べましょう。
③食べきれないときは、おかずを先に食べて、ごはんを残しましょう。
④3食しっかり食べましょう。
⑤一度にたくさん食べられないときは、3食ぷらす10時と3時のおやつで補います。
⑥口腔ケアをきちんと行い、噛む力を維持しましょう。
【低栄養の目安】
低栄養は、体重減少率から判断できます。
体重減少率=(通常体重ー測定体重)÷通常体重
1か月で5%の明らかな体重減少、あるいは6か月で10%の明らかな体重減少が見られる場合は、「低栄養状態」と判断されます。その場合、一度、専門医に相談しましょう。