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SDGsに取り組む鬼高の歯科診療所。岡永歯科です。

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口腔ケアの相談室

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高齢者の食生活

高齢者の体と食生活の変化と工夫

「食事」は、体を維持するために必要な栄養を摂ることだけではありません。おいしいものを味わって食べることで、心の喜びや満足感を得るという大切な役割もあります。
しかし、老化とともに、噛む力や飲み込む力が衰えたり、消化吸収の機能が低下したり、腹筋が衰えたりする」ために、食べる力が弱まってきます。
いくつになっても食事をおいしく楽しむためには、体の変化を理解し、それに合わせて食事にひと工夫をすることも大切です。
@噛む力、飲み込む力が衰える
加齢による唾液の分泌量の減少や、歯周病や入れ歯の不具合などが原因の一つです。入れ歯に不具合があれば調整して、噛みやすく飲み込みやすくなる食事の工夫をしましょう。
A歯や歯がもろくなる
高齢になると、骨や歯からカルシウムが抜け、その吸収力も低下するために、歯や骨がもろくなります。
吸収のよい乳製品や小魚を摂取して、カルシウム不足を補うようにしましょう。
B濃い味付けを好むようになる
高齢になると味覚が鈍くなるために、濃い味付けを好むようになり、塩分や糖分の摂りすぎの心配があります。
酢やレモン汁をかけたり、だしをしっかりとったりすることで、薄味でも味が引きしまります。

低栄養と体重減少

「低栄養」とは、健康に生きるために必要な量の栄養素が摂れていない状態を指します。低栄養による体重減少は、様々な病気の原因となるので注意が必要です。
低栄養は、高齢者に多くみられ、食欲の低下や、口腔機能の衰えなどで摂食嚥下に問題を抱えるようになると食べにくくなって食事量が減り、体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉量や筋力が低下して、元気がなくなったり免疫力が落ちたりして、体に様々な悪影響を及ぼします。60歳以上の人の5人に1人が低栄養だという調査結果も報告されえています。
【低栄養を防ぐ方法】
@肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など、タンパク質を多く含む食品を意識して食べましょう。
A主食、主菜、副菜を、バランスよく食べましょう。
B食べきれないときは、おかずを先に食べて、ごはんを残しましょう。
C3食しっかり食べましょう。
D一度にたくさん食べられないときは、3食ぷらす10時と3時のおやつで補います。
E口腔ケアをきちんと行い、噛む力を維持しましょう。
【低栄養の目安】
低栄養は、体重減少率から判断できます。
体重減少率=(通常体重ー測定体重)÷通常体重
1か月で5%の明らかな体重減少、あるいは6か月で10%の明らかな体重減少が見られる場合は、「低栄養状態」と判断されます。その場合、一度、専門医に相談しましょう。

一般的な口腔ケアの方法
口腔ケアの方法
入れ歯と賢くつき合う方法
口腔機能低下症
咀嚼(噛むこと)の重要性
嚥下機能・誤嚥
口腔リハビリテーション
発語のリハビリ
ドライマウス(口腔乾燥症)
食事の介助
高齢者の食生活

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